メッセージ(バックナンバー)

 平成19年度概算要求に関する部会が連日開かれています。
 私は本日は防衛関係と内閣部会での説明に出席しました。無駄遣いのないよう引き締めるのと同時に時代に合わせて増加させるところを重点化しているのが特徴です。
 官邸で私が事務局長をつとめた政務官会議「家族・地域の絆再生」プロジェクトチーム関係では、内閣関係、文部科学関係、厚生労働関係などで予算がつくことになりそうです。例えば放課後の子供関係で文部科学省と厚生労働省が協力して新規立ち上げとして国と地方で1000億円。
 すべての子供たち(小1〜6年)が放課後校舎や校庭で自由に遊べるよう地域の人々、おじいちゃん、おばあちゃん、大学生らが入って、ビッグファミリーのように育ち合うというプログラムです。
 私が世田谷区の公立小学校のPTA会長と教育委員をしていた時に世田谷区独自のプランとして行われていたもので、地域の専門学校や神社、お寺の人々もスペースを開放してくださったり、お父さんたちや大学生がテニスやバスケット、野球を教えにきてくれたり、茶道や華道や読み聞かせができるお母さんたちが指導してくれたり、おじいちゃん、おばあちゃんが宿題をみてくださったりと、各地で素晴らしい交流が行われています。
 これが全国に広がっていくのが私の夢でした。やっとスタート地点が見えてきたわけです。全国の子供たちがよく遊び、地域の大人たちのあたたかさに包まれて育まれていってほしいと思います。
 
 夏休み子供国会見学の子供たちと連日1時間ほどお話しています。
 国会の中で、政治や民主主義について感じ、あらかじめ勉強してきている子もたくさんいて頼もしい限りです。私語もせず、説明を集中して聞く姿に、良き未来を願わずにはいられません。
 私に対しては“どうして政治家になったのですか?”“いつ頃決意したのですか?”“政治家になっての喜び、苦しみを教えて下さい”という質問が寄せられます。
 私は自分のことを答えつつ“同じ質問をお家でお父さんやお母さんに聞いてみたらどうかしら。お父さんお母さんの夢と喜び、苦しみ、案外みなさん知らないでしょう?身近にいる家族の喜び、苦しみって、知らないものなのね”と言うと、うんうんうなづいています。
 親のほうもこうした話はてテレくさくてしないものですが、何かの折りに、さり気なく子供に話してみたらどうでしょう。
 夜は“次の政権に望むこと”のパネルディスカッションを下村博文前文部科学政務官と稲田朋美代議士と致しました。
 このところベストセラーになっている安倍晋三著“美しい国へ”の中で私がかかわった“家族・地域の絆再生”政務官PT、“サッチャーの教育正常化調査団”“過激な性教育、ジェンダーフリー教育実態調査”PTの三つのプロジェクトチームが紹介されたのでマスコミの問い合わせや講演依頼が増えています。
 家族政策の充実、教育再生は私の公約ですので、説明して広くご理解いただけることを有難く思っています。

平成18年8月29日 山谷えり子

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