メッセージ(バックナンバー)

8月16日
 ロシアの銃撃により、亡くなられた盛田光広さんのご冥福を祈ります。
 政府は厳重抗議をし、情報連絡室を官邸に設置しました。適切な対応をとるようつとめます。
 
8月17日
 みなさまも心落ち着くお墓まいりができましたでしょうか。
 私も夫の墓参に姑と義妹、夫の甥っ子2人と、わが子3人の8人でにぎやかに行きました。 
 草むしりをみんなでしていると、息子が“かあちゃん、向こうから雨雲がやってくるよ”と警告。それでもセッセと草むしりをしていると、突然バケツをひっくり返したような雨で全員プールに飛び込んだようにびしょ濡れになってしまいました。
 子供たちは空をあおいで、手を広げ、大きな口を開けて笑いながら“あー、父さん、やめてよ。こんなにずぶ濡れ”“おじちゃん、何の冗談?”と、口々に叫びます。
 若い彼らの夫に対する親しみあふれる声に、私は愉快な気持ちになり、フレッドアステアのように踊りたくなりました。80才をすぎた姑もコロコロと笑っています。
 びっしょり濡れながら、こんなお墓まいりをさせてくれた“どしゃぶりさん”に感謝です。
 父のお墓には子供たちのスケジュールが合わなくて一人で行きました。
 78才になる母は、この夏、白内障の手術です。父と離れて22年間の未亡人生活。“眼が早く回復するよう守ってあげてね”と祈りました。
 父が亡くなったのは、晩秋でした。雪が降ると墓石の下で寒がってやしないかと真夜中にお墓の雪かきに行ったこともありました。今、真夏の太陽の下で22年間の月日をかみしめます。
 人は、家族の中で献身と愛の意味を知ります。父は合理的な人で“お墓参りに無理して来ることないぞ。いつでもどこでも必要な時に思い出せば、そこに居るから。パパはお墓にじっとしているタイプじゃないから”と笑っていたことを思い出し、こそばゆくなりました。

平成18年8月18日 山谷えり子

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