メッセージ(バックナンバー)

 ジイジイと鳴く油蝉、シャーシャーと鳴く熊蝉、ニイニイ蝉にミンミン蝉。蝉時雨の音を体いっぱいうけとめて鎮魂の夏を過ごします。
 8月15日靖国神社、そして武道館で全国戦没者追悼式で、尊い生命を捧げられた先人をしのびました。60年前の日本の夏。焼け野原の日本から、先輩たちのお力により、豊かな日本の今日をいただけていることに感謝せずにはいられません。
 靖国神社境内では、さまざまな追悼・慰霊の集いが行われていました。小学生やアジア各国の人々のアピール。平和を願い祈る老婦人のほほのしわ、額の汗に胸の内を想像しました。
 
 マスコミは衆議院選挙一色となっています。
 13日の某大手新聞に、私が“衆議院選挙出馬か”の記事が載り支援者の皆さまが心配の電話をくださいました。私の政策、私の政治アプローチは、参議院でこそむしろ生かされることをこの1年痛感しているところです。衆議院選挙は全く考えてもいないことで戸惑っていますが、それだけ、新しい自民党を作るための選挙がヒートアップしているということでしょう。
 今回自民党は比例ブロックで女性枠を設けます。有能な女性たちが政治の世界で力をふるってくださるのは嬉しいことです。ここのところ自民党は47都道府県に女性政策委員を任命し、社会保障、介護問題、子育てのあり方について、何度も調整や議論を繰り返し、政策を繰り上げてきました。私も地方に行くたび自民党がいかに女性を大切にし、女性の声に耳を傾け、教育の正常化を願い、コストは安く、しかも人間性あふれる少子高齢社会の政策を作ろうとしているかをお話してきました。
 地域社会と家族を大切にし、しかも値段に敏感で生活感覚あふれる女性の視点を取り入れ、自民党は、あたたかで合理的な構造改革をする政党に脱皮のスピードをあげています。
 平和な日本に感謝しつつも、国内で凄惨な事件が起こり、人心の荒廃すさまじき有様に、改革自民党によって責任ある若者たちを育てたいと思います。
 教育正常化と構造改革は車の両輪です。

平成17年8月15日 山谷えり子

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