メッセージ(バックナンバー)
 与党教育再生検討会の皆さんと東京国立博物館に薬師寺展を見に行き、館長、スタッフの皆さんと文化行政と教育について意見交換いたしました。
 薬師寺は天武天皇が皇后の病気平癒を祈って680年に藤原京に建立した大和の古寺です。「日光・月光菩薩立像」(国宝)が寺外での初公開、また「聖観音菩薩立像」、絵画「吉祥天像」(国宝)などの至宝も展示されています。
 西洋の文化と比べ、日本の文化は伝世(でんせい)の文化に、その特徴があるといわれています。
つまり、今にいたるまで美の対象として、そのモノが単に存在し続けているというだけでなく、人々により時代を超えて尊いものとして祈り守られ続けてきて、今に至っているという事実、時空を越えたその思いや意志こそが世界に例をみない文化であるということです。
 1300年前は昔のようであって、日本の今日でもあること、次の世代にもきっと感じとって伝えてもらえることでしょう。

平成20年4月10日 山谷えり子

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