美しい五月の風をお腹いっぱい吸いながら、小犬を連れて、川べりを早朝散歩いたします。 |
花々がいい匂い。自然の力の豊かさを感じます。 |
日々の行いを反省し、今は亡き夫や父、舅、祖父母たちと風の中で話したりするのも何と有難いひと時でしょう。 |
物事がうまくいかない時にこそ、感謝すべきことが見つかり、物の見方が深くなることをそっと教えて悟らせてくれるからです。 |
帰宅して、新聞各紙に目を通します。 |
今日は産経新聞(平成19年5月14日)「朝の詩」に目が止まりました。 |
神戸市の田中千代さま(102才)の詩です。 |
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「おとっつぁん」 |
早うに逝ってしまった |
おとっつぁん |
なんでやさしい言葉を |
かけなんだのやろ |
なんでもっと親切に |
せんかったのやろ |
親一人子一人で |
淋しかった子ども時代 |
私を守ってくれた |
おとっつぁん |
今日も手を合わせて |
拝んでいます |
千代は元気でおります |
おとっつぁん |
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田中千代さま102才…。 |
どんな暮らしをしていらっしゃるのでしょう。 |
どんなお声で、どんな笑顔の方でしょう。 |
涙があふれてまいりました。美しい、美しい田中千代さま…102才。 |
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平成19年5月14日 山谷えり子 |