メッセージ(バックナンバー)

 参議院通常国会での代表質問が本格的に始まりました。
 本日の教育再生に関する総理の答弁です。

 「教育再生は、私の内閣における国政上の最重要課題であります。そのため、すべての子供に高い学力と規範意識を身に付ける機会を保障し、公教育の再生を行うとともに、家庭、地域の教育力の向上などの教育の抜本的な施策を推進する組織として、内閣に教育再生会議を設置をいたしました。このような観点から、教育再生会議における議論を深め、社会総がかりで教育の基本にさかのぼって改革を推進してまいります。
 教育振興計画については、教育再生会議の提言も踏まえ、教育改革の具体的施策を盛り込み、改革を実効あるものとしてまいります。その策定や必要な制度改正については中央教育審議会でも必要な検討を行うなど、内閣挙げて取り組んでまいります。また、歳入歳出の一体改革を推進しつつ、教育再生に必要な予算の充実を図ってまいります。
 出席停止措置と教員の免許の更新制についてお尋ねがありました。
 いじめられている子供を守り、いじめている子供を立ち直らせる観点から、度重なる指導や懲戒にもかかわらずいじめや暴力行為を執拗に繰り返すような子供に対しては、現行法に基づき、毅然として出席停止制度を活用する必要がある場合もあると考えております。その際には、当然、関係機関が協力して指導・サポート体制を取るなど適切な対応が必要であります。
 また、教員の質の向上を図るため、教員が時代の変化や要請に合わした教育を行える能力や資質を確保するよう、教員免許の更新制を導入することが必要と考えております。今国会に必要な法案を提出する考えであります。」

 世論調査でも、安倍内閣における改革順位の上位に「教育再生」があげられ、特に第一次とりまとめで、ゆとり教育の見直しと高校生の奉仕活動必修化を明記したことに対し7割〜8割の人が賛成していると報じるメディアもあります。
 教育現場が責任をもてるよう、また自由であたたかな雰囲気のもとで教育が行われるよう教育再生のための3法案を今国会に提出することをご決断なさった総理のリーダーシップと責任感に深く感じ入っています。
 3法案提出、そして早期成立をそれぞれの立場の皆さまと共に働いていきます。スケジュールとしては、常識的には無理な法案づくりを総理、文部科学大臣の指示のもと、総がかりでするべく文部科学省も動き始めました。
 1月が、あっという間にすぎていきます。
 日本人の心のふるさと伊勢神宮には総理のお供、そして先日はご支援いただいている皆さまと参拝することが出来ました。
 「出来難きことを好んで之を勤るの心」をどうぞお励まし下さいと祈りました。

平成19年1月30日 山谷えり子

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