メッセージ(バックナンバー)

 党国防部会で新防衛大綱についての意見交換がありました。新しい脅威、安全保障状況の変化のもと国の守り、テロ、災害、国際協力と役割は広がってきています。私はODAのあり方の見直し(たとえば軍事費を上げたり、他の国に援助している国にODAを出す必要があるか)自衛隊削減の見直し(財務省案では4万人減の12万人体制にするというが、関東大震災クラスが起きた場合は17万人必要。また北朝鮮は100万人、中国170万人、韓国59万人体制であること。北朝鮮の工作員26人が韓国に入った時、最大6万人、50日間投入の必要があったことなど)防衛と対処能力向上の書きぶりについて意見を申しました。防衛力整備のレンジは20年、30年後をみながら考えるべきと考えます。
 
 外交防衛委員会として防衛庁視察に行きました。懇談の場では、中国の潜水艦能力が高まったことなどの議論がありました。慰霊碑献花、栄誉礼、儀仗(音楽は荘厳でありながら、あたたかさ、優雅さがあり、黛敏郎作曲とのことでした。)昼食は隊員と同じメニュー(野菜ラーメン、シュウマイ、サラダ、ゼリー、しめて365円)おいしくいただきました。
 
 三位一体改革について文教、厚生労働の部会責任者として与謝野政務調査会長と国と地方のあり方について申し入れをしました。
 
 党、拉致問題対策本部会合で第3回日朝実務者協議報告を担当責任者外務省藪中局長、斉木審議官より受けました。報告は50時間にわたる協議の模様、調査委員会の権限、物的証拠と説明の検証、専門的分析などなどでしたが、これに対し、死亡報告者のねつ造を認めたのか。調査委員会責任者のジン・イルボ氏は特殊機関の下位でないか、権限はどうなるのか。拉致容疑者とされる国際手配の3人について引きわたしを求めたが出さぬのは何故か、キム・チョルジュン(めぐみさんの夫)氏の髪の毛提出拒否は何故か、市川さんの死亡状況についてのやりとりの分析と疑問・・・。
 これらのことからも経済制裁発動の要件となるという意見が出されました。ラチ議連として経済制裁発動と残りの人道支援凍結決議の報告。
 また北朝鮮はすべてわかっていることなのだから、疑問点はあってもいくらそこを突いても仕方ない。いつまでもつきあっているというのではおかしい。日本の世論を見ている。交渉延長のありよう考えるべし、国会決議検討などの意見が出ました。

平成16年11月16日 山谷えり子

<< 前のメッセージへ 次のメッセージへ >>

山谷えり子事務所
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館611号室
TEL:03-3508-8611/FAX:03-5512-2611