福井の県議会議員の皆さま方と経済産業省、農林水産省、中小企業庁関係者と農商工連携について勉強いたしました。 |
農商工連携とは、中小企業者や農林漁業者が産業の壁を超えて連携し、商品開発や販路開拓をするというものです。つまり、一次産業、二次産業、三次産業合わせて1+2+3=6の地元発、地元ブランド、六次産業づくりです。 |
農商工連携を通じた地域経済活性化を支援するため、昨年7月から「農商工等連携促進法」が施行されています。農商工の連携がうまくいった地域と遅れた地域で、これから輝きに違いがでてくることでしょう。 |
宮崎県の東国原知事は、雑誌のインタビューで「国が進めている『農商工連携』の取り組みは、今後の日本の産業を下支えする大切な理念であると思います」、「これからは優秀な一次産品を生産して販売するだけでは、一定レベルからの伸びが期待できないということです。 |
そのためにも、今こそ国や県レベルで農業を商業化、あるいは工業化していく取り組みが求められているのではないでしょうか」と、意欲を語っておられます。 |
各地の認定事例には、「ホワイトアスパラを活用した食酢と道産野菜のピクルス食品の開発」(北海道)、「苫小牧市のホッキ貝を使ったレトルトカレーの製造・販売」(北海道)、「『川俣シャモ』のおいしさを最高に引き出した新しい食味の焼き加工品の開発」(東北)、「『練馬大根の葉を練りこんだうどん』の乾麺開発」(関東)、「高機能ハトムギエキスを加えた新しい『はとむぎ茶ゴールド(仮称)』の製造・販売」(中部・北陸)、「島根県雲南市の山椒を活用した和風パスタソースと、そば製造技術を活かした生パスタをセットにした新商品の開発・販売」(中国)、「徳島杉の間伐材を利用したつみき型ブロックと同工法による新しい企画住宅の設計・販売」(四国)、「玄海発のふぐのコラーゲン製造・販売」(九州)などがあります。 |
ふるさとへの愛とアイデアが成功のカギ。 |
今後それぞれのふるさとで何が出来るか、その可能性をめぐって意欲的に意見交換を続けていきたいと思います。 |
|
平成21年5月14日 山谷えり子 |