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「本日、戦傷病者特別援護法制定45周年並びに日本傷痍軍人会創立55周年記念式典が行われるに当たり、全国から集まられた皆さんと一堂に会し、深い感慨を覚えます。 |
一昨日、私どもは、戦傷病者とその家族の労苦を伝える史料館しょうけい館を訪れ、国のために尽くす中、戦火に傷つき、あるいは病に冒された戦傷病者の苦難に改めて深く思いを致しました。 |
皆さんが戦中戦後の厳しい状況から、その後様々に変動を重ねた時代を通し、互いに、また、家族と手を携え、幾多の困難を乗り越えながら、我が国の安寧と繁栄のために貢献してこられたことを、心からねぎらいたく思います。 |
戦傷病者とその家族が歩んできた歴史が、決して忘れられることなく、皆さんの平和を願う思いと共に、将来に語り継がれていくよう切に希望してやみません。 |
また、この機会に、戦傷病者と苦楽を共にし、援護のための努力をたゆみなく続けてきた関係者に対し、深く感謝の意を表します。 |
どうか、体を大切にし、励まし助け合って、今後とも元気に過ごされるよう願っております。」 |
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