メッセージ(バックナンバー)
 北朝鮮のミサイル発射、核実験に対して自民党は内閣部会、国防部会、外交部会を開き、私が事務局長をつとめている党の拉致問題対策特命委員会では、国連への働きかけ、日本独自の制裁案について議論を進めています。
 本日参議院本会議では、以下の決議案を全会一致で採択しました。

北朝鮮核実験実施に対する抗議決議
平成21年5月27日
参議院本会議
 五月二十五日、北朝鮮は、国連決議や六者会合共同声明、更には日朝平壌宣言に明確に反して、二回目の核実験を強行した。
 この暴挙は、先般のミサイル発射と並び、我が国を含む地域の平和と安定を脅かすものであり、我が国政府は、国際社会と連携しつつ、我が国の安全を確保すべく万全の措置を講ずるべきである。
 同時に、度重なる核実験は、国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦であり、唯一の被爆国の我が国としては、決して容認できるものではない。特に、最近の核廃絶の気運の高まりに逆行するものである。北朝鮮に対し、これまでの諸合意に従い、すべての核を放棄し、国際社会の査察を受け入れ、朝鮮半島の非核化に取り組むよう要求する。
 政府は、北朝鮮に対して制裁を強めるなど断固たる措置をとるとともに、国家主権並びに基本的人権・人道にも関わる極めて重大な拉致問題、核、ミサイル等、北朝鮮との諸懸案を解決すべく、国際社会と連携し、積極的な外交を推進すべきである。
 右決議する。

 ところで、1月5日から始まった今国会ですが、毎週水曜日ごとに開く予定の党首討論(クエスチョンタイム)は民主党の小沢代表が断り続け、鳩山代表になって一回目が本日開かれました。
 テレビをご覧になった方も多いと思いますが、いかがでしたでしょう。
 民主党は安全保障で立ち位置が決められない政党です。北朝鮮の暴走に対して、友愛のひと言ではすまない問題です。

平成21年5月27日 山谷えり子

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