メッセージ(バックナンバー)
 官邸の横に山王日枝神社があります。
 江戸時代より、皇城鎮護、江戸の市民の平安を祈ってきた神社です。
 私は、毎朝、参拝してから官邸に入って仕事を始めることにしていますが、13日は8時より、神幸祭で宮司さま、氏子さんたちが日枝神社を出発し平河町、麹町、九段、靖国神社、最高裁判所、国会議事堂、憲政記念館、皇居外苑、丸の内、日本橋、八丁堀、茅場町、京橋、銀座、新橋、帝国ホテル、日比谷公園、霞ヶ関、永田町、首相官邸前から日枝神社と9時間コースで回りました。
 私は仕事の関係で一部を回っただけでしたが、それでも四谷の給水所では、お茶の接待を皆さんにさせていただき、幸せでした。よく晴れた空に、トンボも飛んでいます。
写真:6月13日日枝神社神幸祭
 
 土、日は福井でテレビを2本、講演を3本、会合を3件、そしてクラス会・・・忙しくふるさとで過ごしました。
 岩手・宮城地震、亡くなられた方のご冥福を祈り、復興に力を入れていくよう政府は全力をあげています。
 福井は60年前大地震、大火事がありました。復興に力を合わせた話は、今も子孫へと語りつがれています。
 山古志村の村長でいらした長島忠美さんは、現在国会議員をしていらっしゃいます。
「地震にうちひしがれていた時、天皇・皇后両陛下がいらして下さった。スリッパもはかずに避難所をお回り下さった」
「“きれいな村だったんでしょうね。…またその村をとりもどせますように…”といった意味のことをお話しになり、村人は涙の中で大きな勇気をいただけた」
と復興の歴史を語って下さいました。
 村は闘牛1000年の歴史のある村です。ご先祖さまたちともう一度村づくりをしようとヘリコプターで1200頭の牛をまず救い出したといいます。
 5年先を見た村づくりでなく、1000年以上続いた村の美しさを200年先も保ち続けるのだという思い、勇気、信念を天皇・皇后両陛下からいただいたような気がしたという長島さんです。
 
 週あけは、先生たちとの会合、犯罪対策閣僚会議、携帯電話から小中学生を守ろう勉強会、骨太方針についてのやりとり、サミットに向けた課題の整理、医師会の先生との交流などが入っています。
 
 薔薇ノ木二 薔薇ノ花サク ナニゴトノ 不思議ナケレド(北原白秋)

平成20年6月16日 山谷えり子

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