メッセージ(バックナンバー)
 参議院本会議で特定商取引に関する法の改正と国家公務員制度改革基本法の審議が始まりました。
 会期末まであと2週間。本会議、常任委員会がやっとフルスピードで動き出し、今国会に提出された84閣法のうち49本が本日までに成立。条約は16本中7本が、議員立法が21本中7本成立しました。
 横浜市で開会のアフリカ開発会議(TICAD)は、40ヶ国のアフリカ諸国首脳と総理とのマラソン会談をはじめとして、食料問題、資源問題、環境問題、感染症問題、安全保障問題など実りある議論がなされました。
 私は、アフリカ議員連盟メンバーとして、東京で関係者との意見交換担当をいたしました。横浜だけでなく全国各地を知ってほしいと、いろいろなプログラムも用意しています。
 モザンビークの前大統領と朝食しながら、アフリカ各国の特徴と悩みなど話しました。
 「アフリカと一言でまとめていただきたくないとも思います。各国によって強み、困難いろいろある。支援関係強化はそこまでつめながら…」と、シサノ前大統領は、おっしゃられます。
 アフリカとの関係は森総理時代に大きく動き始めました。私は小泉内閣時代に、森喜朗アフリカ議員連盟会長のリーダーシップのもとに、南アフリカ、モザンビーク、モーリシャス、マラウェイ、ジンバブエ、ボツワナを回り、一村一品運動支援や女性と子供若者の教育支援、JICA(国際協力機構)活動支援などの意見交換、根回しをしてまいりました。
 また、安倍前総理の思いをうけて、安全保障、価値観外交、拉致問題への理解をアフリカ各国で大統領や外相に訴えてまいりました。
 そうした多くの議員たちの継続的な働きを、福田内閣の決意により、ジャイアントステップに実らせたわけで、政治は継続性の中でこそ実っていくことを実感しています。
 マスコミは内閣が変わるたびに継続性がないかのように報道しますが、日本はそのような軽い国ではありません。
 
 教育再生も同じです。昨年の骨太方針で教育再生が重点とされたことにより、今年の予算が成立し、今、現場にお金と人とシステムが行き渡り、動き始めています。
 先ごろまとめた教育再生懇談会の第一次とりまとめも、間もなく閣議決定される骨太方針にきちんと位置づけてもらって、来年の予算に反映したいと、今、猛進中です。
 本日も自民党の「携帯電話から小中学生を守ろう勉強会」が開かれ、私は教育再生懇談会の第一次とりまとめ、「必要のない限り小中学生が携帯電話を持つことがないよう、保護者、学校はじめ関係者が協力する。持つ場合は通話機能等に限定したものが利用されることを推進する。機能を限定した携帯電話の開発と普及に事業者も協力する。年令にふさわしいフィルタリングの在り方について検討する」を報告し、意見交換しました。
 この第一次とりまとめが出された翌日、総務大臣は、さっそく携帯電話事業者の協力をよびかけられましたし、また市町村や学校などで、子供たちを守るとりくみを始めたい。などの声があがり始め、与党の教育再生検討会でも意見が出されるなど、多くの人々がこの問題に関心をもってくださっていることを知り、力強く感じています。

平成20年5月30日 山谷えり子

<< 前のメッセージへ 次のメッセージへ >>

山谷えり子事務所
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館611号室
TEL:03-3508-8611/FAX:03-5512-2611