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1年生 |
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「今日よりぞ 幼心(おさなごころ)を打ち捨てて 人と成りにし 道を踏(ふ)めかし」《一学期》 |
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「世の人は よしあしごとも いわばいえ 賤(しず)が誠(まこと)は神ぞ知るらん」《二学期》 |
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「親思うこころにまさる親ごころ きょうの音(おと)ずれ 何(なん)ときくらん」《三学期》 |
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2年生 |
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「万巻(まんがん)の書を読むに あらざるよりは いずくんぞ 千秋(せんしゅう)の人たるをえん」《一学期》 |
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「一己(いっこ)の労を軽(かろ)んずるあらざるよりは いずくんぞ兆民(ちょうみん)の安(やす)きをいたすをえん」《二学期》 |
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「朋友(ほうゆう)相交(あいまじ)わるは 善導(ぜんどう)をもって 忠告すること 固(もと)よりなり」《三学期》 |
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3年生 |
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「凡(およ)そ生まれて人たらば 宜しく人の禽獣(きんじゅう)に異なる所以(ゆえん)を知るべし」《一学期》 |
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「志(こころざし)を立ててもって万事(ばんじ)の源(みなもと)となす 書(しょ)を読みてもって聖賢(せいけん)の訓(おしえ)をかんがう」《二学期》 |
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「人賢愚(ひとけんぐ)ありと雖(いえど)も 各々(おのおの)一二(いちに)の才能なきはなし 湊合(そうごう)して大成する時は必ず全備(ぜんび)する所(ところ)あらん」《三学期》 |
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4年生 |
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「凡(およ)そ読書の功(こう)は昼夜を舎(す)てず 寸陰(すんいん)を惜しみて是(これ)を励むにあらざれば 其(そ)の功(こう)を見ることなし」《一学期》 |
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「人の精神は目にあり 故(ゆえ)に人を観(み)るは目においてす 胸中(きょうちゅう)の正不正(せいふせい)は眸子(ぼうし)の瞭(りょう)ぼうにあり」《二学期》 |
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「其(そ)の心を尽くす者は 其(そ)の性を知るなり 其(そ)の性を知れば則(すなわ)ち天を知る」《三学期》 |
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5年生 |
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「誠(まこと)は天の道なり 誠(まこと)を思うは人の道なり 至誠(しせい)にして動かざる者は未(いま)だ之(こ)れあらざるなり 誠(まこと)ならずして未(いま)だ能(よ)く動かす者はあらざるなり」《一学期》 |
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「道は即(すなわ)ち高し 美し 約(やく)なり 近(きん)なり 人徒(ひといたず)らに其(そ)の高く且(か)つ美しきを見てもって及ぶべからずと為(な)し 而(しか)も其(そ)の約にして且(か)つ近く 甚(はなは)だ親しむべきを知らざるなり《二学期》 |
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「仁(じん)とは人なり 人に非(あら)ざれば仁(じん)なし 禽獣(きんじゅう)是(こ)れなり 仁(じん)なければ人にあらず 禽獣(きんじゅう)に近き是(こ)れなり 必ずや仁(じん)と人と相合(あいがっ)するを待ちて道というべし」《三学期》 |
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6年生 |
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「体(たい)は私(わたくし)なり 心は公(おおやけ)なり 私(わたくし)は役(えき)して公(おおやけ)に殉(したが)う者を大人(たいじん)と成(な)し 公(おおやけ)を役(えき)して私(わたくし)に殉(したが)う者を小人(しょうじん)と成(な)す」《一学期》 |
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「冊子(さっし)を披繙(ひはん)すれば 嘉言林(かげんはやし)の如く躍々(やくやく)として人に迫る 顧(おも)うに人読まず 即(も)し読むとも行わず 苟(まこと)に読みて之(こ)れを行わば則(すなわ)ち 千万世(せんばんせい)と雖(いえど)も得て尽くすべからず《二学期》 |
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「天地(てんち)には体徳(たいとく)あり 君父(くんぷ)には至恩(しおん)あり 徳に報(むく)ゆるに心をもってし 恩(おん)を復(かえ)すに身をもってす 此(こ)の日再びし難(がた)く 此(こ)の生(せい)復(ふたた)びし難(がた)し 此(こ)の事終えざれば 此(こ)の身(み)息(や)まず《三学期》 |
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