メッセージ(バックナンバー)

 立葵の素朴で力強い花を見かけると、胸がキュッとなります。濃紅、白、紫、ピンクどれも見事。
 13才の時、サラリーマンだった父が福井から衆議院選挙に出馬し落選。
 借金をかかえ、職と家を失って育ったふるさと福井から東京に移りました。
 母は借金を早く返そうと思って内職をしすぎて失明。わが家の戦いが始まります。
 そんな時、林間学校に行くことになりますが、自由な服装で参加といわれても、私には着ていく服がありませんでした。
 女の子たちはオシャレに興味のある年ごろ。何の服を着ていくか、おしゃべりしています。そんな声を耳にしながら淋しい気持ちでおりました。
 当日、私は体操服で参加しました。列車の中で、“体操服で来たのか”と男の子たちがからかいます。
 私は、悲しくて、悔しくて停車中の列車の中で逆立ちをして見せました。
 “体操服だと、いつでもどこでも、ホラ、逆立ちできるでしょ”
 男の子たちは、笑いました。私もおかしくなって一緒に笑いました。
 立葵を見るたびに毎年、繰り返し思い出すエピソードです。
 
立葵 逆立ちして見る 田舎駅   山谷えり子
 
 いよいよ教育三法の審議が参議院でスタートしました。
 ハードなスケジュールを組んで進めてくださるとのことで、国会は国民の皆さん、子供たちの教育再生への思いにこたえようとの熱であふれています。

平成19年5月23日 山谷えり子

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