メッセージ(バックナンバー)

9月30日
 イラクからのお客さまを歓迎するパーティーがありました。
 東京財団のお招きで医者や先生たちがバグダッドやサマワからおいででした。バグダッド組の女性はパリかニューヨークを歩いているキャリアウーマン風で英語を話され、サマワ組はヴェールに民族衣装でした。
 女性の口コミのパワーは大きく、また婦女子の教育をする先生たちをお招きすれば、将来日本における津田梅子さんのような存在になっていただけるかもしれないという曽野綾子さんのアイデアだそうで、なごやかであたたかな雰囲気の会場で、私は一粒の種が芽を出し、広がりゆくことを祈りました。みなさんは翌日に小泉総理とお会いすることを楽しみにしておられました。
 
10月2日
 ご近所の世田谷区宇佐神社のお祭りの準備作業をしていた時、イチロー259本84年ぶり最多安打記録のニュースが届き、皆で大喜びとなりました。
 秋まつりの季節です。私は公立小学校のPTA会長をしていた時、地元の神社の歴史を図書館で調べ、子供たちに地元の人たちが、日照り続きの悩みや喜びなどの折々に神社に集まって助け合った歴史を語り聞かせ、‘地域は大きな家族のようなものなのね’と話したことがあります。
 イチロー選手の実家のある愛知県豊山町の喜びはもちろんでしょうが、日本中も大喜び。そして現在の地元シアトルも「米国の宝」、とイチロー選手の活躍に大歓声‥‥あちこちの地元の喜び天高しです。
 また、イチロー選手がインタビューに答えた言葉、「大リーグの選手の中で僕は決して(体は)大きくないが、記録を作れた。日本の子供たちだけでなく、みんなに自分自身の可能性をつぶしてはいけないと言いたい。大きさや強さに対するあこがれが大き過ぎて自身の可能性をつぶしてしまう人が多いが、自分の能力を生かすことで可能性は広がるのだと思います。」
 「プロとして何を見せなければならないか、自分自身が自分に教えてくれた」「チームが勝てない状況で、自分からモチベーションをつくらなければならなかった」
 プレッシャーを喜びとし、誇りとし、言葉で論理とイマジネーションを広げ、自分を超えるものと対話し、考え抜き進む姿に戦人(いくさびと)の姿を教えられます。

平成16年10月4日 山谷えり子

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