メッセージ(バックナンバー)

 北オセアチア共和国の学校占拠事件のむごたらしさに今も言葉を失ったままです。
 未来の平和を作る子供たちの生命が断ち切られた無念さ悲しみは、ロシアの人々のみならず世界の人々の無念さと悲しみでもあります。占拠中、13才のハッサン・ルバエフ少年はテロリストに向かって“あなた方の要求には誰も応じない。われわれを殺しても何の役にも立たない”と抗議して銃により倒されたということです。
 マザーテレサが祈っていた「平和を求める祈り」があります。
「わたしを平和の道具にしてください
憎しみのあるところに愛を
いさかいのあるところにゆるしを
分裂のあるところに一致を
疑惑のあるところに信仰を
絶望のあるところには希望を
闇に光りを、悲しみのあるところに喜びを
もたらすものとしてください・・・」
 宗教や民族の違い、貧困ゆえの絶望、さまざまな対立するものを乗り越えていくために、ハッサン・ルバエフ少年の生命をかけた祈りにも似た抗議、勇気を永遠に心にとめたいと思います。

 10月9日に行われるアフガン大統領選に向け、候補者たちは街頭演説できる状態ではないということです。
 昨年、カルザイ氏を私邸に訪ねてお話をしました。カルザイ氏は私に静かに「緒方貞子イニシアティブに感謝している」とおっしゃいました。
 アフガンの子に教育を、女性たちに手仕事を緒方貞子(元 国連高等難民弁務官)さんがリーダーシップをとって行われているプロジェクトです。希望を与えられない子どもたち、未亡人がテロリストになるケースも多いと聞きます。
 教育と雇用の面での環境整備の大切さを中東、チェチェン、テロ問題の根っこに見る思いがします。

 9月8日 郵政事業改革に関する特命委員会が麻生・竹中両大臣出席のもと開かれました。急な召集にもかかわらず、多くの議員が出席し賛否両論、激論が闘わされました。

平成16年9月8日 山谷えり子

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