メッセージ(バックナンバー)
 新しい高等学校の学習指導要領改訂案が発表されました。
 現在の学習指導要領は、平成11年に公示され、平成15年から実施されています。今回の改訂による新しい学習指導要領は、平成22年から段階的に実施される予定です。
 今回の改訂の特徴は、平成19年に改正された新教育基本法の理念を反映していることです。総則の部分に、「伝統と文化の尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し」という記述が加わり、公共の精神を尊ぶこと、他国の尊重、国際社会の平和と発展に貢献することを新しく目標としています。
 各教科においては、国語における古典教育、保健体育における武道学習の充実がうたわれています。地理歴史においては、歴史的事象として取り上げる観点に「宗教」を追加し、公民では伝統や文化、宗教の課題を追加し、「人生における宗教のもつ意義や日本人にみられる宗教観の特質について理解させること」が引き続き規定されました。
 
 教育は国の根幹です。安倍政権時代に制定された新しい教育基本法、その芽が着々と育っていっているのだと思います。
 今後とも、教育再生に向けて一層取り組んでまいります。

平成20年12月22日 山谷えり子

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