メッセージ(バックナンバー)
 私が会長をつとめている「日本の領土を守るため行動する議員連盟」と「真・保守政策研究会」(平沼赳夫最高顧問、中川昭一会長)と合同で超党派11名の国会議員で対馬の視察にまいりました。
 対馬は思いのほか山が多く、海はエンゼルフィッシュが泳ぐほどの美しさ、江戸時代には10万石を超え、石垣や家のつくりに古い歴史を感じさせる魅力あふれる島です。南から北にかけて移動し、外国資本による土地がどのように買占められているか視察しました。
 自衛隊の基地のまわりが、隣接した形で買われていることは写真で知っていましたが、実際に歩いてみるとかつての旧日本軍の軍事施設のあと地、水雷艇が14隻停泊していたという軍港まで買われています。
 外国資本のリゾートホテルの中庭に日露戦争時代の弾薬倉庫などがあるのを見るにつけ、あまりの国防意識の低さ、有事の際の無防備さにショックを感じました。
 自衛隊の皆さまは24時間体制をとって国境の島を守っておられますが、それにしても…です。
 地域振興、産業振興、島の活力をとりもどすこと、そして安全保障の視点から政策づくりをし、防人の島新法づくりも考えていかなければと思っています。国の課題です。
 
 妙齢の女医さんにお会いしました。
 島に引っ越して7年目。「人口が減っていくのが心配。誰もいなくなったらこの島は、この国境はどうなるのでしょう。医者としてせめて人々の健康を支え国境を安心を守りたいとこの島にやってきました。小さな力の私ですが頑張ります」
 女赤ひげ先生です。何と美しく、崇高でしっかりした女医さんかと感動で体がしびれる思いがしました。
 働き者のあたたかくやわらかい手を何度も握らせていただきました。

平成20年12月20日 山谷えり子

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