メッセージ(バックナンバー)
 私が事務局長を務めます、拉致特命委員会が開かれました。
 会議の冒頭、家族会代表の飯塚繁雄さん、救う会会長代行の西岡力さんのお話がありました。
 拉致被害者・市川修一さんのお母様のトミさんが残念ながら先日お亡くなりになりました。91歳でした。
 倒れるその日まで自分でお味噌汁をお作りになり、息子に再会するその日まで健康でいることが、北朝鮮との戦いだと頑張られていたそうです。
 私も、再会を実現できなかったことを申し訳なく思うとともに、拉致問題解決には一刻の猶予も許されないのだと、決意をあらたにいたしました。
 会議では、今はぜいたく品等に限られている輸出品目の全面禁止といった追加制裁の検討や、議員外交の充実、大使館における拉致担当者人員の増員などが議論されました。
 わたくしも平成18年4月に、政府拉致問題担当政務官として、アメリカ下院での公聴会、ブッシュ大統領と横田早紀江さんとの面談をサポートした経験から、オバマ新政権の下でも、日米の国会議員同士の結びつきは非常に重要だと考えます。
 再調査に応じない北朝鮮の態度について、再調査と引き換えの制裁解除を既得権と思われないためにも、6月の合意事項(北朝鮮側が調査委員会を立ち上げれば、日本側も人的往来及びチャーター便の規制を解除する用意があるとしたこと)を白紙に戻すことを考えるべきではないかとの発言もありました。
 約束を反故にする北朝鮮に対しては、毅然とした態度で臨まなければならないと考えています。

平成20年11月21日 山谷えり子

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