メッセージ(バックナンバー)

 週末は香川県で講演を2本。北朝鮮のミサイル発射で日本の国の姿を皆さんが深く考えて下さっています。
 7月5日に発射されて、国連安保理での10日間に及ぶ駆け引きの末、7月15日(日本時間16日早朝)北朝鮮非難決議が全会一致で採択されました。日本が戦後初めて強い姿勢でリードし、文言の主張で一貫して役割を果たしたものです。
 日米の共有する価値観と人間関係と信頼関係が世界の平和を大切にするネットワークにつながったことに自信を持ち、これからの日本は、自由、平和、民主主義、人権を大切にするリーダーとして、そろそろ自覚的に動くべきだと思われた国民も多いと思います。サミットの声明での日本の役割も光っていたと思います。
 ちなみに昨年の国連総会本会議で北朝鮮非難決議は賛成88ヶ国に対し、反対21ヶ国、棄権60ヶ国でした。
 反対国は中国、北朝鮮、ロシア、エジプト、インドネシア、イラン、ラオス、キューバ、リビア、マレーシア、シリア、スーダン、ベトナム、ジンバブエ、ベラルーシ、ガンビア、ギニア、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベネズエラです。
 国際社会は複雑ではあっても、自国の立場と世界の平和へのビジョンを揺るがずに主張することの意義をこれからも大切にしたいと考えます。官邸はタフで、冷静で、意志と知恵にあふれていました。
 
 7月16日は以前から予定に入っていた身延山に午前3時前に起きて登りました。日蓮聖人が晩年の9年間を「立正安国」の思いで祈り続けられたお山です。
 立正安国、今回はいつもよりその言葉がリアルに力強く大切に感じられました。
 
 今週は、伝統的工芸品産業振興の会議、行革会議、経済問題会議などが入っています。
 ドイツ、アメリカ、台湾からお客さまもお見えになり、大阪出張講演、そして歳出改革・政府資産圧縮・デフレ克服プロジェクトチームメンバーとの意見交換も入ります。
 
 蒸し暑さの中で子供が体調を崩し入院。病院通いをしました。
 ベッドのそばで、寝顔を見ながら回復を祈っていると、“赤ちゃんとママ”時代のゆったりした時間が戻ってくるようでした。
 若いので数日間で回復しましたが、入院中のたくさんの方々のことをいつももっと心に留めなければと思いました。

平成18年7月18日 山谷えり子

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