メッセージ(バックナンバー)

 行政改革推進法案と公益法人制度改革関連3法案について自民党国会対策委員会に説明しました。本会議の後、官邸にて家族の絆・地域の再生プロジェクトチーム。本日は作家遠藤周作さんの奥さま順子さんが理事長をなさっている「円ブリオ基金」の活動をご紹介下さいました。産めるかどうか悩んでいるお母さんたちを物心ともに応援し、現在118人の赤ちゃんが無事誕生しています。
 ドイツでは、国が決めた相談員に産めるかどうかの相談が義務づけられており、証明書をもらわないと中絶できません。ベルリンでは2000年に、約1万5000件の相談があり、その6分の1にあたる2500人のママが出産を決意しました。(読売新聞平成18年1月31日)
 昨年末、私はミュンヘンに参議院の少子高齢社会に関する調査会の議員5名と意見交換に行きましたが、その時も、相談助言をうけることにより25才以上の妊婦さんは、中絶を回避すると説明されました。
 日本の少子化社会対策基本法の附帯決議には「出産を望みながらも精神的、経済的負担に悩む妊産婦に対する相談等の支援の充実を図る」と記されています。もっと生命尊重の活動と、悩めるママへの応援が、広がることが大切と考えます。
 さらに東京都世田谷区の元教育長、津吹金一郎さんから放課後の遊び場として、世田谷区では全64公立小学校で夕方6時まで1年〜6年生のすべての子供たちが遊べるようにしているプログラム紹介がありました。地域のいろいろな人の参加もあり、わが家の子供たちも、楽しんだものでした。
 末娘は鬼ごっこが大好きで、毎日のように鬼ごっこ大会をしていました。末娘が卒業する時、小1,2年生の子らがわが家に花束をもってきて、「お姉ちゃんと鬼ごっこができて楽しかった。いじめられた悲しい日も、放課後に鬼ごっこすると楽しくなった。ご卒業おめでとうございます。そして有難うございました」と言われた時は、私も娘も感激して、泣きそうになりました。
 私はその学校のPTA会長もしていましたが、どのPTA会長も活発で、先生のOBが宿題を教えてくださったり、お母さんたちが読みきかせや手芸を教えてくださったり、おやじの会や近所の大学生がスポーツを教えてくださったり、近所の寺や神社にお掃除にいって、いのちのお話を聞いたり、近所のお菓子専門学校でお菓子を作らせていただいたりと、地域全体がビッグファミリー、学校全体が大きな兄弟姉妹のような雰囲気でした。安全安心は、人間の心を育て、つながりを豊かにしていくことで守り育てられます。全国展開の政策としては難しいのですが、難しくとも、何とか広げていきたいと願っています。

 拉致問題、日中遺棄化学兵器処理問題の会合。“コツコツ”積み上げています。

平成18年3月10日 山谷えり子

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