メッセージ(バックナンバー)
 現在発売中の「週刊新潮」9月24日号に、私のコメントが掲載されました(132ページです)。記事は「早くも日教組御用達を旗幟鮮明にした『輿石東』参議院議員会長の思惑」というタイトルで、輿石東議員(民主党)が教員免許更新制度の廃止に言及したことについての取材でした。
 私は取材に対し、つぎのように答えました(週刊新潮から引用)。
 「具体的な運用のあり方については改善の余地があるものの、導入にあたっては、世論も大多数が賛成でした。白紙にもどそうなんて、到底理解できません。」
 「日教組は不適格教師が処分されることを恐れますが、教壇にも立たず、働かない教員までいるのが現状です。彼らに税金が費やされているのはあまりに無駄。民主党が税金の節約を訴えるのなら、そういうことにも言及すべきです。」
  安倍内閣で教育再生担当の首相補佐官をつとめた私は、多くの皆さんと議論を重ね、教員免許更新制度の導入に携わった一人です。最新の知識技能を教員の方々に身に付けてもらうことで、学校教育の質の向上を目指した制度です。
 輿石東議員は、「教員免許更新制は変えなければならない。できるだけ早くやる方向になる」、「(平成23年度から免許更新制度の廃止について)間に合えばそうする」と発言しています。おそらく支持母体である日教組の強い意向を反映したものだと思います。
  確かに、教員免許更新制度について現場の教員の方から「実用的ではない」等の多くの批判を私もいただいています。しかし、まだこの制度は今年度スタートしたばかりです。教員の方々にとって有意義な研修の場となるよう、政府は環境整備を進めていくべきです。教員免許更新制度を廃止してしまうというのは、これまで多くの議論を重ねながら進めてきた教育改革をすべて無にしてしまうことです。
 教育現場の正常化、学校教育の質の向上に向けて、これからも努力してまいります。

平成21年9月18日 山谷えり子

<< 前のメッセージへ 次のメッセージへ >>

山谷えり子事務所
〒100-8962 東京都千代田区永田町2-1-1 参議院議員会館611号室
TEL:03-3508-8611/FAX:03-5512-2611