メッセージ(バックナンバー)

 自殺のニュースを前に、亡くなった祖母の声が聞こえてくる気がします。
 「20代前さかのぼると100万人のご先祖さまがおいでになる。みんなお前の応援団だよ。だから、自分なんかダメな人間だと思ったり怠けたりするのは恥ずかしい。もったいないこと」
 「どの子にもみんな100万人のご先祖さまがいる。仲良くしないとね」
 生命は自分のものであって、自分のものでない。生命のリレーのバトンが次々と渡されて、今、自分がバトンを受け、次の生命のためにまわりの生命と共に喜び走るものという思いを祖母が私に伝えてくれたことを尊く思います。
 拉致議連として、国会で「めぐみ」の映画上映会が開かれました。
 横田さんご夫妻もいらっしゃいました。家族と再会するためにボロボロに傷つきながらも決してあきらめずに戦う家族のドキュメントムービー。
 生きること、愛し合うこと、かけがえのない絆、それを守るため政治、国はあることをかみしめながら国会議員、秘書、関係者のみんなで、涙と共に見ました。アメリカで反響を呼び、アカデミー賞有力候補といわれています。
 教育再生会議の運営委員会、第1「学校再生」、第2「規範意識・家族・地域教育再生」分科会が開かれ、いじめ問題、未履修問題、教育委員会のあり方の見直し、教員免許更新制のあり方、全国学力調査、学力向上プラン、学習指導要領の改訂、放課後子どもプランなどについて話しました。
 総理の責任感、熱意、文部科学大臣、教育再生会議の皆さまの深い思い、そして何より、国民の皆さまの「教育再生を、今、何としてもやりとげるべし」の思いをうけて、広い理解の得られる効果のある具体策を、大きな視野のもとに1月にまとめたいと思います。
 このようなスピードで進められる教育に関する会議はこれまでなかったことですので、24時間、眠っている間もアレコレ考えているような感じの毎日です。
 子供たちを守り、輝く未来を築いてやりたいものです。

平成18年11月8日 山谷えり子

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