メッセージ(バックナンバー)

 内閣委員会視察として、皇居、宮内庁施設、東京リーガルマインド大学を回りました。皇居の梅は1ヶ月ほど遅れで、紅梅、白梅、咲き初めでした。
 江戸時代初期の儒学者中江藤樹といえば、母孝行のエピソードが有名です。
 武士や近所の人々を相手に心の学問を教え、近江では「藤樹先生」「近江聖人」として、ふるさとの誇りとなっています。いえ、近江の人だけでなく、私も少女時代から大好きな藤樹先生でした。“女は愛敬”などとよく言いますが、藤樹先生は“愛敬”の大切さをしばしば言っておられました。「五事を正す」という教えがあります。
「貌」・・・顔かたち
愛敬の心をこめてやさしく和やかな顔つきで人と接しましょう
「言」・・・言葉づかい
相手に気持ちよく受け入れられるような話し方をしましょう
「視」・・・まなざし
愛敬の心をこめて暖かく人を見、物を見るようにしましょう
「聴」・・・よく聞く
話す人の気 に立って相手の話を聞くようにしましょう
「思」・・・思いやり
愛敬の心をもって相手を理解し思いやりの心をかけましょう
 愛敬とは「愛はねんごろに親しむ意味で敬は上を敬い、下を軽んじないこと」ただチャラチャラと八方美人するのではなく、愛敬には、心の深い問題がこめられているのです。私ももっと愛敬ある人たらねばなりません。

平成18年2月21日 山谷えり子

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