メッセージ(バックナンバー)

 お伊勢まいりをしてまいりました。「何事のおはしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる」(西行)とうたわれた伊勢神宮に、私は毎年1月にお参りいたします。今、昭和天皇が学ばれた歴史の本を読み返しています。(「昭和天皇の歴史教科書・国史」白鳥庫吉著、出雲井晶訳 講談社)この本によると伊勢神宮の神さま、天照大神は「天照大神は御名を大日霎命(おおひるめのみこと)と申され、光を四方にかがやかす美しく尊い神です。」と書かれています。早朝の内宮、外宮の空気に体も魂も引き締め清めていただきながらお参りさせていただきました。早朝の寒風の中、コートを着ずにお参りする人、人、人…ライブドア問題や耐震偽装問題とは別の日本人の姿です。
 20年に1度宮処を改め、新殿におうつりいただく式年遷宮は平成25年。550億円ほどかかるそうです。全てを清らかにあらため、若やぐ神さまと共に国も人も共に若返るという清めと晴れやかな歴史と伝統が天武天皇のお定めにより、1300年続いてきた日本の不思議、幸せを思いました。
 東京に戻り、女性の政治家と政治への深い洞察力をもつ女性を育てるための「女性塾」で講演。1/29は福岡で教育正常化を求める先生たちの集まりで性教育とジェンダーフリー教育の講演をいたしました。自民党は「過激な性教育・ジェンダー教育実態調査プロジェクトチーム」を作り、文部科学省も全国の公立小・中学校約32500校の調査を始めましたが、日教組は、今年度の運動方針として「ジェンダーフリーの理念の定着をはかる」とかかげ「ジェンダー性教育批判対策プロジェクトチーム」を立ちあげました。
 日教組はいったいどんな教育をして、どんな子らを育てたいと思っているのか、教育者の常識とは何か、を話し合ってみたいと思います。そして、今週は参議院の予算委員会。私は朝9時から5時まで質問、答弁のやりとりを委員会室で集中して聞いています。

平成18年2月1日 山谷えり子

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