メッセージ(バックナンバー)

 桜の花満開の神奈川県キャンプ座間に参議院外交防衛委員会メンバーと共に行き、在日米陸軍の任務内容、兵站能力の説明をうけ、米軍再編協議にともなうキャンプ座間への司令部機能強化による抑止力について意見交換をしてきました。
 キャンプ座間は旧陸軍士官学校があったところで昭和20年9月2日米陸軍が接収したものです。
 責任者であるパーキンス陸軍少将は、私が機能移転によりミサイル攻撃や台湾問題などで、どのような抑止力につながるのかとたずねると、ミサイル攻撃に対しては、米国内から体制を整えるより、すみやかに攻撃に対応できるようになり、即応性は高まる。BMDの関連強化とは、情報力を高めることでもあるし、第一軍団司令部は部隊運用のノウハウも高いので、抑止力が高まるのは間違いない。台湾海峡も即応展開能力の保有が高まる。また日頃からの日本の自衛隊とのかかわりもスムーズになり、相互運用性が高まる。という答えでした。
 今週の土曜には一般日本の地域の住民にもキャンプ地を開放して桜まつりを計画しているということです。
 正面玄関には、アメリカの国旗を中央に、日本の国旗、国連旗がはためいています。ローマ法王の死をいたんで、この日星条旗は半旗となっていました。
 法王は価値観の揺らぐ時代にあって、生命倫理と結婚の神聖さに対しては、原則を少しも譲らず、また共産主義と戦い、テロを憎み、世界の平和を祈りつづけました。たびたびマスコミの重要性と、正しい報道がなされないがゆえに、青少年や人々の判断や行動が誤った方向に流れることに対し、憂い、マスコミ関係者は責任を感じてほしいと訴えておられました。
 半旗となった星条旗と日本の国旗を見つめながら、平和のための日米同盟と、日本の安全保障体制のあるべき姿、メディアのあり方に思いをめぐらせました。

平成17年4月7日 山谷えり子

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