自民党 憲法前文に関する起草委員会が開かれ、11項目を掲げた中間集約案が示されました。歴史・伝統・文化や平和主義と国際協調主義の原則、国民の安全、議会制民主主義、国民主権、権利と義務の根本原理などが項目としてあげられました。 |
私は戦後個人の尊厳ということがさかんに言われ、この言葉は宗教的価値ぬきにしては考えられないものであるが、ともすれば権利の拡大のみが善であるという風潮の中で、視野の狭い対決をあおるような状況が展開されてきたことを認識すべで、そのうえで日本は和をもって尊しとなす国がら。思いやりと献身調和の生き方をひそかに誇りとする国がらであったのだから、そうした伝統・文化・国がらを示す書きぶりをしてほしいと述べました。 |
さらに、家族の保護、絆の尊さ、共同体とのつながりを大切にすることなくしてこれからの日本は進めない。社会政策、経済政策、福祉政策もこの関係性の中で作られていくものであるから、そのことを前文に書き込むように。 |
また、文体こそ文化であるので、前文は子どもたちもそらんじられるよう。日本は言霊の幸う国、豊葦原瑞穂の国。大人もそらんじることで日本に生まれた喜びと誇りが感じられ、献身の思い沸き出づるようなものが望ましいと考えると述べました。 |
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平成17年2月28日 山谷えり子 |