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 8月25日(水)、全国教育問題協議会が主催する、【第24回全教協教育研究大会シンポジウム2004『教育基本法のどこをどう改正したらよいか』−心豊かでたくましい日本人の育成をめざして−】が千代田区の憲政記念館で開催されました。
 会場には平日にもかかわらず約四百人という多くの方々が参集なされ、教育評論家の小林正先生を司会に、石井公一郎先生(民間教育臨調副会長)、松原仁衆議院議員(民主党)、山本保参議院議員(公明党)、そして私、山谷えり子がパネリストとして参加しました。
 私は、3人の子供の母親、地元の教育委員、ジャーナリストとしての経験から、いくつかの具体例をあげて「ゆとり教育」が「ゆるみ教育・歪み教育」になっている現状と、教育行政の体質改善(教育行政の事なかれ主義)の必要性を述べました。
 
 そして教育基本法改正については、
【1】 より良き国と民主主義の質を高めるため、責任ある階層を育てるために「愛国心」と「公民教育」について記すこと。
【2】 「宗教に対する寛容の態度」という現行法が、現場では給食時合掌して「いただきます」すら否定されたり、修学旅行や遠足などで京都・奈良などを訪れることも否定されていく行き過ぎた現状もあって問題を含んでいることから、国際化の時代にあって学校教養教育の充実と「宗教的情操の涵養」を記すこと。
【3】 家庭教育、職業教育の充実について記すこと
【4】 教師は法令を遵守し、教育内容や評価がきちんと行われるよう教育行政の混乱を正すことを記すこと。
 他にもありますが、以上4つの理念を新しい教育基本法に盛り込むことを強く主張しました。

平成16年8月25日 山谷えり子

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