メッセージ(バックナンバー)

 中学生まで育った福井で、教育問題、拉致問題の講演会をしたところ、恩師・同級生など多数の人が駆けつけてくれました。
先生は、私たちの小学生時代、ほとんど一人で広い小学校を花々で満たしてくれていました。くみとりトイレの時代でした。臭い場所にまで花を植えられるので“先生、そんなところ誰もみないで”と言うと“だからこそキレイにしなくっちゃ”と言い返された笑顔は今も昔のまんまの美しさでした。夏休みも冬休みも一人登校されて、コツコツと花々を育てられたお姿は、まさに聖職のお姿でした。
6月22日、東京・埼玉は35度の暑さでした。6月23日、愛知・京都と回り東京に戻りました。明日はいよいよ公示日です。最後まで全力で走りぬこうと決意を新たにしています。
去年の夏、50度近い暑さの中でイラクの現地調査をした時のことを思い出します。
サマワの気温は今頃どのくらいでしょうか。マスコミは多国籍軍に参加をまるで日本が憲法と世論を飛び越えて行動するかのような表現ぶりをします。
中東の地から90%の石油を輸入し、テロに屈しない世界チームのメンバーとしてサマワ非戦闘地帯で日本の指揮の下に日本らしい人道復興支援を法のもと、責任をもって続けることが国際協調、平和主義の日本にとっての選択であること、現実を理解してもらい、さらに有効な知恵を絞りつづけることが大切と思います。

平成16年6月23日 山谷えり子

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